プラナリアの自殺 

プラナリアという脳もないような原始的な動物でも自殺するという話。『ラッシュライフ』(伊坂幸太郎)より。



「プラナリアは水がないと生きられないらしい。で、そいつを容器に入れる。入っていた水を抜く。水は一個所にしかないようにするんだ。そこにライトを当てる。そうすると水を求めて移動する。当然だな。で、それを繰り返すとだ、プラナリアはライトが当たる場所に移動するようになるんだ。水がなくても移動する。」

「学習するというわけか。」

「そうだ。ライトが当たる場所に水があることを憶えるんだな。で、その実験をさらに何度も繰り返した。どうなったと思う?(〜中略〜)ある時から、今度はまったく動かなくなった。ライトをいくら当てても、移動しなくなった。そうして水がないまま死んだ。」

「どうして?」

「さあな。ただ、これはプラナリアが、『飽きた』からじゃないかと言われている。同じ繰り返しに飽きたんだ。その証拠に容器の内側の材質を変えたり、状況を変えるとまた学習を続けるらしい。とにかくだ、この原始的な動物ですら、同じことの繰り返しよりも自殺することを選ぶ。」



退屈とか単調って危ないんだなーっと思う。日本人が毎日100人近く自殺で亡くなってるのも宜なるかなと。

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